2005年3月10日発行
新潟日報事業社
裏表紙には蓬来軒屋台の写真が使用されています。巻頭特集「新潟ラーメン事始め」の「新潟市編」の「昭和30年以降」のコーナーで、三吉屋様（車輪なし露店）と蓬来軒（車輪付き屋台）が当時を語っています。どちらも日の出製麺所様の先代にお世話になり開業しました。当時は1杯30円、当時のどんぶり（現在より一回り小さい）の写真も掲載されています。スープの取り方、行形亭様の板前さんにアドバイスされた話、古町芸妓さんが帰りに食べていた話、当時の知事、塚田十一郎さんは常連で、ソ連（ロシア）出張の際、蓬来軒のチャーシューを1本持って行った話など、貴重な資料となっています。
本文での店舗紹介は「たんめん」で、10時間以上煮込んでアクを取った透明なスープと野菜の旨みが紹介されています。